pixiv事務局です。
2024年3月19日〜2024年5月24日 23:59まで開催しておりました、「太田エロティック・マンガ賞2024」の結果を発表します。
今回は受賞作品と合わせて最終選考に残りました作品についても、審査委員長の山本直樹さんのコメントとともに発表をいたします。
2000年にスタートした「太田エロティック・マンガ賞」は、エロティシズムをベースに、独創的、刺激的、官能的な作品を募集してきました。審査委員長の山本直樹さんが、すべての作品を読み、厳しく温かく選評しています。
まずは、多数の力作の中から、厳正なる審査の結果、受賞の栄冠に輝いた作品を発表します。
■エロティクス賞(1名)
賞品:賞金10万円、「pixivコミック」へ掲載(※)、太田出版編集部の担当がつき連載・書籍化を検討
※pixivコミックの掲載規定外にあたる作品については、太田出版Webサイトへの掲載と変更いたします。
今回では一番良かったですね。絵がすごく魅力的だし、キャラクターの作り方も、ちゃんと人が生きて動いている感じがします。日常のセックスを描いた内容は、ありがちといえばありがちなんだけど、このマンガは、ちゃんと読める内容になっているし面白い。びっくりする何か、っていう感じではないですけど、こういうエッチな感じはいいなあ。線とベタがいいですよね。全体的に白いけど、黒ベタとのバランスが素晴らしい。もっといっぱい読みたくなる作品だと思いました。
■優秀賞(1名)
賞品:賞金5万円、太田出版編集部の担当がつき連載・書籍化を検討
絵が可愛くて上手いですね。お話も自然に読めちゃいました。商業ですでに活躍されている方というだけあると思いました。女の子がとても魅力的で、読んでいて、今回一番性的に興奮したマンガかもしれない。
■奨励賞(2名)
賞品:賞金3万円
ざっくりした言い方ですけど、マンガとして“ちゃんと”している。見開きに必ず「ここを見せたいんだ」という見せゴマや決めゴマを入れることを意識して動かしていくと、もっと起伏のある作品になると思います。それは別に絵的にでもいいし、内容的にでも、何でもいいんです。
絵が上手くて、手描きなのかデジタルなのか…、どのように描いているのかが気になりました。話自体は、DVをテーマにした作品が世の中に多くある中で、特に目新しい印象は無かったです。最後の方で、女の人の顔が怖くなるのが良かったですね。自分の世界を持っているだけに、ここからなんかちょっと飛び出す感じがあれば、もっと面白くなるのかなと思いました。
今回は惜しくも入賞とならなかった最終選考作品についても、講評とともに発表いたします。
登場人物たちの関係性が面白いです。会話もいいんですけど、単純に長い。この人たちのことをずっと長いこと追いかけていきたいっていう作者の気持ちは分かるんですけど、ちょっと淡々としすぎています。マンガは、やっぱり読む人をぎゅっと惹きつけてなんぼなんですけど、そういう華というか、魅力みたいなものがちょっと足りないと感じました。
1ページマンガをいくつか投稿いただいたのですが、面白い作品を書けそうだと感じたので、是非、長めのストーリーマンガも書いてみてください。
エロくてちょっと面白いんだけど、ここまで長くすることはないんじゃないかと思いました。人を惹きつけるというのは、別に波乱万丈をやれというわけじゃないんですよね。淡々としてても、なんだか惹きつけられる作品ってあるじゃないですか。具体的に「こうしよう」と言うのはなかなか難しいんですけど。
今こんなネタで延々とやるの? 変なのって思いましたが、面白かったです。エロという感じではないんだけど。
狂ってますね…。もうこれはこの人の世界なので、そのまま突き進んでください、ということで。
絵がかわいい。話自体は途中というか、何かの長い物語の冒頭みたいな感じもあるけれど、ちゃんと読ませる魅力のあるいい作品だと思いました。絵柄は全体的に白いけど全然スカスカな感じでもないし、ここから先が読みたくなりました。
これは問題作ですね。内容自体は斬新じゃなく、こういった題材のマンガは結構ありますよね。全体的にちょっとストレートすぎるかな。悪くはないんですけど、僕の個人的趣味として、あんまり暴力的なものは苦手ではあります。ストーリーの最後で、女の子の立場が逆転しているけれど。絵上手いですね。いい意味でも悪い意味でもこれだけ描けているのはすごいです。
上手いですね。この雰囲気でいっぱい書いて欲しいなと思いました。絵も、言葉も、とてもいいなと思いました。僕は好きです。ちょっと会話だけで進めちゃったり、もうちょっとサクサクしたほうがいい場面もあるところがもったいなかったですね。
絵が魅力的ですね。そんなに山とかある話じゃなく、マンガとして、平凡な印象がちょっと気になりました。
面白かったです。普通にマンガとしてストーリー性もあるしエロいし。ただ、整いすぎている。そういう意味で、引っ掛かりがないと感じました。
全体的に絵柄が白いけれど、いい絵だなと思いました。ところどころ、急いで描いてるように見えなくもないけれど、それは本人のペースなので。女性の下半身のシルエットが、富士山に見えるっていうことですね。12ページと短いわりにはお話があると感じました。
絵がすごい魅力的だし、性器が付いてない体の人たちが、一緒に裸で絡んで暮らしたりというストーリーは、ありそうであんまりなかったのではないでしょうか。ストーリー的にどこかすごいフックがあるというわけではないのですが、なんか読んじゃう。このストーリーを16ページで描き切っているのもいい。こういう作品をもっと描いていったら、自分の中で変なものが出てきて、さらに面白いのができるかもしれないです。
男の子が無理のあるキャラクターとはいえるんだけど、そういうのを描きたかったのかな。女の子の方が、ボケに対するツッコミとしてキャラが立っていますね。自分の部屋を覗いている男の子に対して裸になるっていうのはすごく良い見せ場です。多少無理な展開ではあるけど、読んでいる間は、無理だと思わずに読んじゃうんで、いいと思いました。
受賞者のみなさんおめでとうございます。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。