pixiv事務局です。
2025年4月16日〜2025年6月22日 23:59まで開催しておりました、「太田エロティック・マンガ賞2025」の結果を発表します。
今回は受賞作品と合わせて最終選考に残りました作品についても、審査委員長の山本直樹さんのコメントとともに発表をいたします。
2000年にスタートした「太田エロティック・マンガ賞」は、エロティシズムをベースに、独創的、刺激的、官能的な作品を募集してきました。審査委員長の山本直樹さんが、すべての作品を読み、厳しく温かく選評しています。
まずは、多数の力作の中から、厳正なる審査の結果、受賞の栄冠に輝いた作品を発表します。
■エロティクス賞(1名)
賞品:賞金10万円、「pixivコミック」へ掲載(※)、太田出版編集部の担当がつき連載・書籍化を検討
※pixivコミックの掲載規定外にあたる作品については、太田出版Webサイトへの掲載と変更いたします。
内容的に問題作ではあるのですが、漫画作品として面白いし、強い。いたずらが原因で起こった事故にまつわる感情の揺らぎは、あらゆる作品で描かれているテーマではありますが、この作品は、人がちゃんと生きて動いている感じがする。安易な結論にも至らず、でも漫画として完結している。魅力的な作品です。
【太田出版編集部より】
※この作品には、一部不適切な描写が含まれております。本マンガ賞において作中の当該行為を助長する意図は全くありませんが、そういった表現に対して不快感や不安を感じる方は、ご自身で判断のうえ、お読みください。
■優秀賞(1名)
賞品:賞金3万円、太田出版編集部の担当がつき連載・書籍化を検討
ちゃんとしたエロマンガってこういうことかなと思う。人が生きて動いていて、気持ちが見える。絵は多少、急いで描いているところも所々ありますが。ざっくり言うと、エロマンガってこれでいいんじゃないの。僕もこんな感じで描いています。だから、「このままどんどん行ってちょうだい」と思います。ディルドネタばっかり描かれても困るけど(笑)。でも描いてもいいです。飽きたら違うことをやればいいので。
■奨励賞(3名)
賞品:賞金5千円
絵がかわいくて魅力的で、お話もいい。エロではないけれど、裸は出てきますね。女の子2人の気持ちがちゃんとこちらに伝わってきて、すごくいいです。少し字が多いけど、これは技術的な問題です。何回もネームを読み直すと、「ここ要らないな。一言でいいな」という箇所が結構出てくるので、やってみてはいかがでしょうか。でも、この絵柄と内容は好きです。
雑ではないんだけれど、ヘタウマっていうのかな。絵自体は弱いんだけれど、キャラクターがちゃんと強い。こんな絵なのに、ドキドキするみたいなところもある。エスカレートするためだけのエスカレートじゃなくて、最後まで繋がるぶっ飛び具合が、本当はうまい人なんじゃないかなって思わせます。「ここでゲロをするんだ」っていう、この人なりの必然性が感じられる。それでハッピーエンドになるってすごいなと思って。絵は多少上手くなってもいいのではないでしょうか。上手くなれとは言いませんが、「上手くなっても楽しいですよ」というのは言いたいです。ゆっくり描いても、丁寧に描いても楽しいよ。
この人の線はすごく気持ちがいい。絵がうまい。内容はちょっと取っ付きづらくて、「何の話?」みたいなところが最初はあるんだけれど、2回読めばわかる。絵の上手さも含めて、これからどんどんすごいことになる人なのかもしれません。エロシーンはないけど、別にそれはいいです。面白いから。
今回は惜しくも入賞とならなかった最終選考作品についても、講評とともに発表いたします。
絵が達者です。お話もちゃんとある。ただ、キャラクターがお話の道具になっている感じがちょっとあるかな。
絵がかわいい。切ない感じが伝わってきます。この絵柄で、かわいい女の子が出てくる漫画をもっと見たいです。
おっぱいを書きたいという執念が素晴らしい。すごく綺麗に描けているし。漫画はやっぱり好きなことをやるのが一番ですね。好きなことをやらないと長続きしませんから。どんどん行ってください。おっぱいに飽きたらお尻でもいいですけれど、好きなものを描きましょう。
作品としては面白くて、クオリティが高いです。ただ、入り込みづらい部分はあった。日常ではありえない状況にとことん入り込んでいって、どんどん物語が巡ってという話は昔からあるけれど、噛み切れないものがあった。それを作者は目指していたのかもしれませんが。エンディングも印象深いんだけれど、どこか騙されたみたいな気持ちもあります。それも、この人の思うツボなのかもしれません。良かったら、別の作品も描いて見せていただきたい。
受賞者のみなさんおめでとうございます。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。