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小説コンテスト「一迅社発!女性向け新マンガレーベル 異世界ファンタジーマンガ原作コンテスト」結果発表
2022年3月14日
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pixiv事務局です。

2021年10月15日(金)~ 2022年1月16日(日)まで開催された、小説コンテスト「一迅社発!女性向け新マンガレーベル 異世界ファンタジーマンガ原作コンテスト」の受賞作がついに決定しました。
本コンテストでは、約500作品が集まりました。たくさんのご応募ありがとうございました。

編集部コンテスト総評
 ご応募いただいた皆様、この度はご参加いただき誠にありがとうございました。
 comic LAKEという「女性向け異世界ファンタジーマンガ」レーベルの創刊を記念して開催したコミカライズ原作コンテストですが、500作品近いご応募をいただき、あらためてこのジャンルの人気とシーンの盛り上がりを実感しました。こうしたコンテストが多く開催される中で培われた執筆者の方々の技術や熱量が伝わってくる応募作品が多く、その分選考も大変悩ましいものとなりましたが、マンガ原作コンテストとして「マンガになった時の面白さ」「マンガとして読んでもらうことを意識した作り」を主たる評価軸に受賞作を選ばせていただきました。
 また今回、異世界ファンタジー内ジャンルによる部門を複数設けることで多様性や広がりを持たせられればという思いもありましたが、受賞作をはじめ、サブジャンルや題材への造詣の深さやこだわりが感じられる作品がいくつもあり、異世界ファンタジーものが一時のトレンドではなく、連綿と続く創作カルチャーの現在地として、まだまだ可能性を秘めているのだと思うと楽しみです。マンガ原作コンテストについては今後も定期的な開催を予定していますので、ぜひ奮ってご参加いただければと思います。
 各受賞作品については講評をご覧ください。最後にこの場を借りて、本コンテストの開催にあたりご協力をいただきましたpixiv小説チームの方々にお礼申し上げます。
(comic LAKE編集部)


厳正な審査の結果、受賞となりましたのは以下の作品です。

■大賞(全部門合わせて1名)
・賞金30万円
・一迅社新規マンガレーベルにてコミカライズ
・一迅社ノベルレーベルにて書籍化

『この度、聖花術師から第一王子の臨時(?)婚約者になりました ~この溺愛は必要ですか!?~』/真咲いろはさん
<編集部講評コメント>
主人公の感情が昂ると頭に花を咲かせてしまうという設定や、全体を通して花や花言葉をモチーフに作り込まれた世界観が上手に活かされており、随所で情景を華やかに彩っていました。読ませる文章力が牽引して、独自の専門用語が多用されるも難なくページを先に進めることができる技術、構成の面でも高く評価できます。また、主人公と王子のメインキャラクターのほかにも個性的で魅力あふれるサブキャラクターたちが数多く登場し、それぞれの思惑が絡み合い、ときに深い洞察力とウィットに富んだ発言をもって主人公たちを助け、助けられ共鳴しながら物語が進んでいく骨太な展開も読みごたえがありました。


■優秀賞(各部門より1名)
・賞金10万円
・一迅社新規マンガレーベルにてコミカライズ
・一迅社ノベルレーベルにて書籍化検討

▼令嬢・聖女部門
『白豚王子をプロデュース!~もしかして私、チョロインですか?~』/ゆいレギナさん
<編集部講評コメント>
白豚と見紛うばかりの肥満で清潔さに欠ける婚約者を前に、前世の読書体験と知識を用いてダイエットを促す主人公の良くも悪くも素直でたくましい行動力と、そんな彼女に従い徐々に変身を遂げていく王子の健気で少々行きすぎた溺愛描写がユーモラスに、かつ軽快なタッチで描かれています。終盤にかけて思わぬ伏線が回収されていく展開も意外性があり読み心地よく、『霊人』という設定を用い、前世の自分とその家族への想いが綴られるとともに今世の自分の器となった人物について掘り下げがあった点にも好感が持てました。


▼和風部門
『明治戀乞う狸の物語』/イシクロさん
<編集部講評コメント>
もののけたちのにぎやかで不思議な世界と、時代に巻き込まれた主人公ヒナの悲しみとのコントラストが印象的な作品でした。キャラクターについては、ヒナの優しさや凛とした芯の強さがしっかりと描かれていて、読んでいてつい応援したくなるような魅力があります。そんなヒナに惹かれていく葉月の姿もとても魅力的で、ここからどんな溺愛ぶりを見せてくれるんだろう……とワクワクさせられました。葉月の狸姿やもののけたちのモフモフ姿は、マンガでもとても映えそうです。


▼中華部門
『青藍に推しが散るのは許さない!~後宮官女はじめました~』/宵町重さん
冒頭、ドラマ『青散る』のクライマックスシーンを綴る文章の美しさに魅せられ、主人公が転生したのちは読み手の想像にひとつずつピースがはめられていくような感覚になりました。主要人物がみな真っ直ぐで好感が持てる点、主人公のオタク愛ゆえの機転を「未来が視える」という設定にする点なども、上手く作られていると感じました。今後、主人公の勧善懲悪の立ち振る舞いや恋の行方にも期待が持てます。中華後宮の「暗殺」にまつわるミステリー要素の盛り込み方も非常に上手で、以降の展開が楽しみな作品です。


▼フリー部門
『末永くよろしくどうぞ魔王様!』/餡子さん
魔王様とその妃になったとある王女のムズキュンな恋にときめきました。ヒロインの語りを通しての心理描写が丁寧で、魔王様を恋しく思う彼女の胸の高鳴りや息遣いまでが繊細に伝わってきました。ヒロインを溺愛する紳士的な魔王様と、初心で恥ずかしがり屋なヒロインのキャラクター性も魅力的。種族の違いによるギャップの中で、不器用でもひたむきに愛を育む様子はとても愛おしいです。二人の甘やかな日常をずっと見ていたいと思える作品でした。


■佳作
・賞金3万円
・一迅社新規マンガレーベルにてコミカライズ検討
・一迅社ノベルレーベルにて書籍化検討

▼令嬢・聖女部門
『ルベウスの魔女とアルスマグナ 〜乙女ゲームのアンチヒロインは世界の滅亡を回避したい〜』/阪 美黎さん
<編集部講評コメント>
乙女ゲームの世界に転生したヒロインが俯瞰的に状況を見つつも、随所にストレートで相手の胸に響くヒロイン然としたセリフが織り交ぜられ、引き込まれました。魔法世界の設定も上手く取捨選択がされ、わかりやすい構図にまとめられていました。


『【聖森聖女】~婚約破棄された追放聖女ですが、狼騎士の呪いを解いて森で楽しく暮らしてます♪~』/山口じゅりさん
<編集部講評コメント>
紳士だけどピュアな狼騎士と、天然だけど芯の通ったヒロインの組み合わせによるじれったくも愛のある関係性が心地よく、読んでいて癒されました。モフモフ要素もキュンとする要素もスッキリ要素もあり、コミカライズでより一段と映える作品だと思います。


『生贄の聖女は生まれ変わっても魔王様に愛を捧ぐ【全年齢版】』/架月はるかさん
<編集部講評コメント>
ドラマチックな展開であらすじからすでに強く興味をひかれました。ヒロインの行動理由や、作品の楽しみ方がわかりやすかったです。魔王・ロイトとの甘いシーンもよく、コミカライズでも楽しみな場面として作れるかと思いました。


▼中華後宮・和風嫁入り
『雷神様と結婚して5年が経ったけど、早く離婚して実家に帰りたい』/くぬぎさん
<編集部講評コメント>
冒頭から主人公・真白と雷神・琥珀の会話がテンポよく繰り広げられ、一気に二人に興味をひかれました。溺愛する琥珀と、それに気が付かない真白のじれったさがたまらなくて、二人のこの先をもっと知りたいと思わせる作品でした。


降嫁おとめと守護ぎつね/遊森
『降嫁おとめと守護ぎつね 』/遊森さん
<編集部講評コメント>
地の文章が叙情的で美しく静謐な印象を受けるのに対してキャラクターの言動がコミカルでかわいらしく、そのギャップがキャラクターの個性をより引き立てているように感じました。特に主人公のヒロインに対する眼差しが、騒がしいながらも至極真剣で、素直に応援したくなります。



▼フリー部門
『最強の魔導書は黒歴史ノート!?』/藤村灯さん
<編集部講評コメント>
羞恥にもだえながらも呪文を繰り出す主人公・佐和子の姿がとてもコミカルで、読んでいてどんどん作品に惹きこまれていきした。黒歴史を生かして次々と戦っていく様子は爽快で、マンガでも映えそうです。佐和子に振り回される異世界のキャラクターたちも魅力的でした。



受賞者のみなさま、おめでとうございます。
受賞作は今後、コミカライズ化や書籍化が予定されております。楽しみにお待ちください。

この度はたくさんの作品をご応募いただき、ありがとうございました。
今後もpixivに投稿されている「一迅社発!女性向け新マンガレーベル 異世界ファンタジーマンガ原作コンテスト」の作品をお楽しみください。

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